死んでもなお家族と一緒という沖縄のお墓の考え方

沖縄は本土とは文化が少し違うので、ビックリする事も多くありますよね。

そして、沖縄に観光に行くと観光客がビックリするものの一つに、お墓があります。

お墓は大きくて、家みたいな形をしています。

そして形もビックリなんですが、お墓に対する考え方も違うのでビックリします。

沖縄には墓地がなく、住宅地にお墓がある

沖縄でお墓が見たい!という物好きさんもいると思います。

そんな人は、がんばって霊園に行かなくても大丈夫です。

沖縄のお墓では、住宅地にお墓があるからです。

霊園というものはなく、人がなくなったら近所にお墓を建てて弔います。

そのため、あまりお墓を参りという概念はないのではないかと思います。

近所のスーパーに行くついでに、お墓にも行くみたいな感じなのでしょう。

そのため、あまりお墓は怖いという考えもありません。

アパートの玄関を開けたら、目の前がお墓にあるという物件も多いようです。

しかもお墓は家のような形をしているので、あまりお墓というように特別視する事もありません。

古代エジプトでは、太陽が沈む西は死者の国として生と死の場所を分けていましたが、沖縄では生も死も、身近にあるものだというのが分かります。

沖縄のお墓は近所にあるという風習はあまり珍しくありません。

日本本土にも、亡くなったら近所にお墓を建てるという地域があるからです。

お墓でピクニック!?故人と楽しむパーティー

沖縄の文化で、もっとも本土の人をビックリさせるのではないかというのが、清明祭です。

清明祭は、4月に始まります。

この時期が過ぎると、雨季になります。

そして、暑い真夏日が続きます。

清明祭は、食物が育ち始める時期のお祭りなんです。

その時にやるのが、親戚や家族が集まって行うピクニックです。

どこにいくの?海?川?と想像しちゃいますが、行き先はお墓です!お墓の前で、お弁当を食べるのです。

ご先祖様と一緒に、食物の豊穣を願うんです。

親戚一同が集まるもんだから、豪勢なごちそうが並びます。

家の女性陣が腕を奮って作ったごちそうです。

ご先祖様にもきちんとお供えします。

お墓の前でみんなでワイワイやるんだから、ご先祖様も大喜びですよね。

ちなみに、雨でも沖縄のお墓の入り口には屋根があるので、ピクニックが続行できるそうですよ。

生まれ変わるためのお墓

なんでこんなに沖縄ではお墓が生きている人間の中に息づいているのかというと、それは中国の考え方にあります。

沖縄にある亀甲墓は、女性の子宮の形をしていています。

沖縄では、亡くなったら遺体をお墓にしばらくおきます。

つまり、女性器の中に置くんです。

母体回帰の意味があり、生まれる時も亡くなる時も一緒なんです。

生まれ変わるためのお墓なんです。

だからお墓が怖いという考え方はありません。

死というのは、生まれ変わりです。

死んでもまだ家族の一員というのは、沖縄ならではの考え方ですよね。

亡くなっても、家族が近くにいるんです。

ご先祖様も楽しいはずです。